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「6P」

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「びん」のリユース(再利用)というと、「びん」にだけ目がいきがちですが、実は一升びんをリユースさせるために忘れてはならないものがあります。

それは「びん」を入れる、通称「P箱」とか「6P」と呼ばれている専用ケースです。

写真のケースは全国的に流通している代表的なレンタルケースで、それぞれ別のレンタル会社が所有しています。(色によって会社が違います。また、九州や新潟限定とか、そんな地域限定のケースもあります。)

この「6P」ケースのレンタルシステムは、
1. まず、この「6P」ケースはお酒や焼酎をつくっているメーカーや酒蔵にレンタルをされます。メーカーは出来上がった商品をこの「6P」ケースに入れて出荷し、問屋さんなどを経由して、酒販店(小売店等)で商品が販売されます。

2. 空になった「6P」ケースに今度は酒販店に戻ってきた空びんが入れられ、びん商によって回収されます。

3. びん商によって回収された空きびん入りの「6P」ケースは再びメーカーへ納められ、同じように繰り返しリユースされます。

4. メーカーは「6P」ケースにて商品を出荷するたびに、レンタル料を支払うことになります。

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リターナブルびんは何度も繰り返し使える環境に優しい容器ではありますが、一升びんのリユースシステムは「6P」ケースがあるが故に成り立っているといっても決して過言ではありません。

この「6P」ケースがあるからこそ、スムーズにリユースされていることを、是非、ご理解いただきたいと思います.

私たち、びん商もびんのリユースを確かなものにしていく上で、このレンタルシステムの重要性を改めて認識し、6Pケース所有のレンタル会社がこの事業を継続出来るようにサポートしなければなりません。

この「6P」ケースを一升びん入りの製品、または空びんの流通以外の用途には使用しないよう、ご協力お願いします。

投稿者 「びん3号」               
    
by bottle-recycle | 2013-02-11 15:41 | 現場
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